教育ディベートとは
1.アカデミック(教育)ディベートとは
「議論の教育を目的とし、ひとつの論題の下、2チームの話し手が肯定する立場と否定する立場とに分かれ、自分たちの議論の相手に対する優位性を第三者であるジャッジに理解してもらうことを意図したうえで、客観的な証拠資料に基づいて論理的に議論をするコミュニケーション活動。」
2.試合の配置
3.アカデミックディベートの種類
論証重視型ディベート(ポリシーディベート)
ディベートの試合の前に十分な時間的余裕(数週間~数ヶ月)をもって論題を発表しておき、その論題に対する十分なリサーチとともに、証拠資料(evidence)を明示的に用いた論証に重きをおくディベートです。米国の大学ディベートで多く行われ、日本の大学の英語ディベート、日本語ディベート、中学、高校生のディベート大会で多く行われているディベートです。フォーマットにはいくつかの種類があります。
即興性重視型ディベート(パーラメンタリーディベート)
ディベートの試合直前の数十分間前に論題を示し、即興的に行うディベートです。イギリスや、英連邦諸国で多く行われているディベートで、近年、日本でも大学生の英語ディベートで行われています。フォーマットは、複数あります。
4.ディベートで獲得できるスキル
思考力
- 論理的思考力 (Logical Thinking)
- 瞬時に考え判断する能力、瞬発的思考力 (Quick Thinking)
- 批判的思考力 (Critical Thinking)
発信力・・・短時間で的確に主張を行う能力、意図を的確に伝える構成力、説得力のあるプレゼン原稿の作成力
傾聴力・・・ 問題意識を持って聞く能力(Critical Listening)