第11回JDA One-Day

ディべート・セミナー

結果報告

 


講義風景

練習試合準備

試合後の講評

 

2000年7月2日に東京代々木オリンピックセンターで開催されました第11回JDA One-Dayディベートセミナー(主に初心者を対象としたセミナー)の報告をさせていただきます。

 参加者は22名で、うち会社員13名、司法書士4名、教員3名、団体職員1名、学生1名という構成でした。今回も徳島県や兵庫県といった遠方からの参加もございました。午前中は瀬能和彦先生による講義、午後は8チームに分かれ、「日本は国民投票制度を導入すべきである」という論題のもと練習試合が行われました。瀬能先生のほかにインストタクターおよびジャッジとしてJDAの田村さん、古宅さん、是澤さんにご協力いただきました。
 当日のようすについては以下の瀬能先生の報告をご覧ください。また最後にアンケート結果(感想)を掲載します。午前中の講義は大変好評で、午後の実践に対しては、ディベートは案外難しいという感想を述べられた方が多かったようです。
 次回は2000/10/29に開催する予定です。皆様の参加をお待ちしております。


JDA理事(ディベートセミナー担当)篠 智彰
 

第11回 JDA One-Day Debate Seminar 講師報告
瀬能 和彦(日本ディベート協会理事、都立八潮高校教諭)



2000年7月2日、東京代々木のオリンピックセンターで第11回JDA One-Day Debate Seminarを開催致しました。当日は、22名の参加者がありました。大学では試験直前ということもあり、ここ数回のセミナーと違い、受講者のうち大学生は一名、残りはすべて社会人という構成でした。セミナー開始は9時30分で、まずは受講者の自己紹介、その後午前中は瀬能によるディベート入門講座を行いました。講座では、ディベートとは何か、ディベートの意義、メリット・デメリットの証明ポイントなど、用意したレジュメを用いて説明致しました。レクチャー中、参加者から活発に質問を頂き、みなさんの熱心な様子に頭の下がる思いでした。昼休みをはさんで、午後は受講者全員が3人ずつのチームに分かれて練習試合を行いました。今回の論題は、「日本は国民投票制度を導入すべきである。」としました。配布した資料をもとに準備を行って頂きましたが、どのチームも、「どのようなメリット、デメリットを出そうか」「相手の議論にはどのようにうか」と活発な討議を行い試合に備えていました。議論が抽象的になりがちな論題でしたが、実際の試合ではどの対戦もディベートを初めて行ったとは思えない、内容のしっかりしたものになっていたようです。 講座終了後、受講者のみなさんのアンケートを読ませていただきましたが、みなさんに喜んでいただけたようで、講師としても非常に嬉しく思いました。これからも受講者のみなさんがディベートを続けていっていた
だければ幸いに思います。

最後になりましたが、当日の運営を担当頂いた篠さん、藤咲さん、午後のインストラクターとジャッジをしていただいた田村さん、古宅さん、是澤さんに感謝致します。


アンケートの抜粋

 

○基礎から丁寧に教えて頂きディベートがどんなものか具体的に理解できました。コーチの適切なアドバイスのもと実践試合はとてもエキサイティングに楽しめました。(団体職員)

○話す、議論するということについてあれだけ理論化された講義は初めて聴いた。日常の会話などで役にたつものと思う。(司法書士)

○ディベートに関しては今まで書籍で読んだだけで、いまひとつイメージが得られなかったが、今回のセミナーでとてもよく理解できました。ディベートは単に技術ではなく、ひとつの「知の枠組み」であると思いました。(司法書士)

○実践をしてはじめて知る所が多かった。午前中の講演はディベートの進め方、考え方等わかりやすく説明があり良かった。瞬時に論理的に話しを組み立て、それを言葉で表現することの難しさを改めて知った。(司法書士)

○ディベートについてはほとんど知識というものはなかったが、なかなか奥深いものであることがわかった。フローシートをうまく使ってやっていけば自分自身もっともっと面白くなると思った。また相手方の主張を聞いて直ちに自分の考えをまとめて反駁するのは非常に難しかった。(司法書士)

○面白かったです。本を読んだりしてもいざ実際に試合をしてみると、とっさに反論できなかったり頭が真っ白になってしまったりして、冷や汗ものでしたが、そこがまた面白いところなのかなと思いました。いかに準備、議論の構築が大事かわかりました。またインストラクターさんのコメントで、どんなところを守っていくのか、とか指摘されると「あーなるほど」と“目からウロコ”という感じも持ちました。日ごろから「なぜ」と疑問を持ちながら生活していきたいなと思いました。(高校教員)

○・ディベートの概要が良く分かった。しかし実践するのは難しい。・ノートの取り方が難しい。2回目の反駁以降は立論との関係が混乱した。・スキルを上げるには回数をこなす必要がある。ただし素人だけで実行しても意味がないの今回のような機会を多くしてほしい。(会社員)

○今まで漠然と(実際それなりに真剣だったんですが)試合をこなしてきたのですが、改めてセミナーを受けてみるといかに自分が基本を逸脱しながら試合をしていたかがわかりました。これからは基本をおさえつつ上手に自分の議論を証明するテクニックを身に付けられるよう頑張りたいと思います。(会社員)

○初歩から勉強できてよかったです。実際のディベートは時間も短く(スピーチも準備の時間も)大変でした。(会社員)

○ディベートを実際に体験でき、ディベートの楽しさ、良さを感じることが出来ました。今回のテーマについては無知であったため立論をまとめることに時間を要してしまいました。次回は勉強をして参加したいと思っています。(会社員)

○久しぶりに実際にディベートの試合を経験できてよかった。(大学教員)

○楽しめました。もっと要点をまとめたりポイントを把握できるよう勉強してみたいと思いました。話し方のトーン等も勉強したいと思います。(会社員)

○聞いているのと、やるのとでは大違いでいい勉強をさせていただいたと思う。またやってみたいと思う。(学生)

○まがりなりにも一度やってみることができ満足しています。緊張した、時間への配慮がまったくできない、論理的に構築し言葉にすることの難しさ、など多くの点がわかり有益でした。(会社員)

○展開が早くてついていけなかった。ディベートについて、どういった方法で進めていくのかを体験できた。(会社員)

○・政策ディベートの分析手法の方法論は非常に参考になります。・口頭でのディベートを筆記することの難しさを感じました。(会社員)

○2回目ですが、また楽しく勉強させていただきました。講義も質問がとびかってすごかったですね。くわしくわかりやすく説明していただきました。ディベートのフィードバックもていねいに教えて頂きありがとうございました。準備のときもいろいろ指摘していただきうれしかったです。(会社員)

○午前中の講義はよく理解できたのだが、午後の実践ではディベートの難しさを実感した。とにかく時間が短く感じられ何が何だかわからないうちに終わってしまった。(会社員)

○実際に討論を行うことの難しさを知りました。体系的に考えをまとめる必要性を感じました。(会社員)

○ディベートには論題においての知識がかなり必要だと思いました。実際に練習ディベートを経験できて緊張感があってよかった。(高校教員)

○講師、ジャッジの方々のお話が非常にためになった。実践は自分自身の準備のコツがもう一つでうまくいかなかったが、私としては大変よかったと思う。(金融機関)

○基本を学ぶことができて大変参考になりました。実際にやってみると難しさがよくわかりました。相手を説得することの難しさ、大切さを改めて感じました。(会社員)

  


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